看護師ならではの職場のローカルルールは?

看護業界ならではの、職場だけのローカルルールや暗黙のルールというものがあります。看護師の世界は、ある意味独特です。看護師ならではのルールは、どこの病院、職場にも存在しています。ローカルルールは、病院によって違いますが、よくあるルールは意外と共通しています。ルールの1つめは「採血や点滴は2回失敗すると交代」です。どんなに血管が探しにくい人でも、1回も針を刺さずに先輩や同僚と交代することは、まずありません。同じ看護師の国家資格を持っている以上、プロですから、最初から逃げ出すことは許されません。患者さんからしたら、無理そうならベテランに代わってほしい…というのが本音でしょうが、無理な血管だから、自信がないからということで採血や点滴をしなかったら上達しません。2つめのルールは「休憩中に受け持ち患者さんの薬投薬を他の看護師に依頼することはできない」ことです。看護師は交代で休憩に入ります。自分が不在の間は、残っている看護師に受け持ちの患者さんをお願いします。その際に「○○さんは食事中なので、食べ終わったら確認お願いします」など他の看護師に申し送りしてから休憩を取ります。ですが、薬の管理は受け持ちの看護師の責任なので、他の看護師に任せることはできません。これは事故防止のためなので、多くの病院でルールになっています。看護師の間の禁句ワードもあります。たとえば「落ち着いてますね」はNGワードというローカルルールがある病院は少なくありません。なぜか、このワードを出すと、急患が入るというジンクスがあります。